介護保険で受けられるサービスってどんなものがあるの?

介護のはなし

こんにちわ!妻のもろこしです(⌒∇⌒)

前回の「介護のはなし②」で予告しておりましたが、今日は、介護保険で具体的にどんなサービスが受けられるのか?をざっくりお話していきます!

介護保険のサービスは大きく二つに分かれる!

介護保険サービスは、大きく二つに分かれ、「在宅介護」「施設介護」があります。

まず今日は、介護は在宅介護と施設介護があるんだ、ということをおぼえて帰ってください!

在宅介護とは?

 字の通りですが、「在宅での介護」なので、『自宅で生活をしながら受けるサービス』、と理解してもらえればと思います。

 例えば、訪問介護(ホームヘルプサービス)というサービスを聞いたことがありますか?このサービスは、ホームヘルパーさんが自宅きて、買い物・調理・掃除などの生活援助や、入浴・排泄・食事などの身体介護を行うものです。介護保険の中で、訪問介護を利用する場合、「なんでもやってもらえる」わけではありませんので、注意が必要です。介護保険のことを知らない人は、家政婦さんと間違えているのでは?と思うようなことが多々起こります。例えば、ホームヘルパーが行う掃除は一般的に日常で行う程度の掃除で、内容はケアプランに記載がある内容のみです(ケアプランってなに?と思われた方は前回の「介護のはなし②」をご覧ください)。大掃除のようなことは出来ませんし、草むしりなども頼めません。細かい部分については、実際利用する際、担当のケアマネジャーとよく話をし、説明を聞くと良いですよ。

 他に、デイサービス(通所介護)というサービスは聞いたことありますか?これも介護保険サービスの在宅介護の一つで、通所介護の事業所に通って必要な介護を受けられるものです。日帰りのサービスとなります。通うといっても、必ず自分でそこまで行かなければならないわけではなく、送迎があり、自宅まで迎えにきてくれ、帰りも送ってもらえますので安心です。

 現在、デイサービスは本当に様々な種類があり、利用時間も様々です。入浴専門のデイサービスは、送迎と入浴介助と水分補給がメインのサービスだったり、リハビリ特化型のデイサービスは午前か午後どちらかのみの利用の所もあり、送迎とリハビリと水分補給をメインで行ったり、午前中から夕方まで一日通してのデイサービスだと、送迎、食事、入浴、機能訓練、レクリエーションなども楽しめたり、様々です。デイサービスによって雰囲気も様々なので、利用前には見学や一日体験をしてみると、より自分にあったデイサービスに出会えます。利用時間やサービスによって、料金も変わりますので、ケアマネジャーや見学の際職員さんに聞くと良いですよ。

 ちなみに、デイサービスの中には、自費でお泊りのサービスをやっているところもあり、一言でデイサービスと言っても、ものすごく幅の広いサービスです。

 さらに、在宅介護のサービスで利用する方が多いのが、ショートステイ(短期入所生活介護)というサービスです。こちらは、特別養護老人ホームなどの施設に数日間入所し、日常生活の必要なサービスを受けられるものです。このサービスの利用の目的の一つに「家族介護者の休養」があります。在宅で介護をしているということは、在宅介護者がいるということです。その多くが、ご家族です。介護は、365日24時間休みはありません。介護者の休息もとても大切になりますので、介護者の介護力(状況)に合わせ、ショートスティなどのサービスもうまく使っていくと、在宅介護を継続していくことができます。

 ここまでご紹介した3つの在宅介護サービスを「在宅3本柱」と呼んだりもします。在宅で介護を受けている方が利用していることが多いサービスなので、このように呼ばれています。

 他にも、在宅介護のサービスには、訪問看護訪問入浴介護訪問リハビリテーション居宅療養管理指導通所リハビリテーション短期入所療養介護福祉用具貸与特定福祉用具販売住宅改修特定施設入所者生活介護があります。

施設介護とは??

 こちらも字の通りなのですが、施設に入所して、必要な介護を受けるサービスです。在宅介護との違いは、生活している場所が、「自宅」なのか、「施設」なのか、です。

  介護保険施設は4つあります。

1,介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)←よく「特養:とくよう」と呼ばれていたりします。要介護3以上が対象。生活介護が中心。

2,介護老人保健施設(老人保健施設)←よく「老健:ろうけん」と呼ばれていたりします。要介護1以上が対象。リハビリが中心。基本入所できるのは3か月。在宅復帰支援を役割とする施設。

3,介護療養型医療施設(2023年度末までに廃止予定)。要介護1以上が対象。急性期治療が終わり、病状が安定しているが、長期療養が必要な方の病院・病棟。

4、介護医療院(2017年の介護保険法改正で創設された。3の介護療養型医療施設が廃止される予定なので、医療管理や長期療養が必要な人はこの施設に転換されることとなり創設となった)。要介護1以上が対象。

ちなみに「有料老人ホーム」という言葉を聞いたことはありますか?こちらも施設ではあるのですが、介護保険施設ではなく民間の施設です。有料老人ホームの中で受けるサービスの一部は介護保険サービスで「特定施設入所者生活介護」と呼ばれるものですが、他のサービスは介護保険施設のように法令で定められているわけではないのでホームごとの料金で、介護保険施設にはない「入居一時金」というものがあるところも多いです。

 私の職歴は、施設での勤務が一番長いので、今後の「介護のはなし」の回で、施設の特徴や、どんなところなのかや、施設を選ぶポイントなどを順次くわしくお話していこうと考えていますので、お楽しみに(o^―^o)

地域密着型サービスというものもある!

 初めて聞く方も多いと思います。地域密着型サービスとは、主としてその市区町村に住む被保険者(介護保険に加入している人)が利用できるサービスのことです。

 これまで説明してきた「在宅介護」のサービスも「施設介護」もあります。

 具体的には

・夜間対応型訪問介護(定期巡回や通報システムによる夜間の訪問介護)

・定期巡回、随時対応型訪問介護看護(日中・夜間通して訪問介護と訪問看護が連携しながら定期巡回と随時の対応を提供する)

・認知症対応型通所介護(認知症の方へ日常生活サービスを提供するデイサービス)

・地域密着型通所介護(=小規模デイサービス)(定員19人未満のデイサービス)

・小規模多機能型居宅介護(「通い」、「訪問」、「泊り」のサービスを組み合わせたサービス

・看護小規模多機能型居宅介護(小規模多機能型居宅介護と訪問介護を組み合わせたサービス)

・グループホーム(=認知症対応型共同生活介護)(5~9人の認知症高齢者が介護や生活支援を受けながら共同生活を行う。共同生活住居に入居)。

・地域密着型介護老人福祉施設入居者生活介護(定員が30人未満の特別養護老人ホーム)

・地域密着型特定施設入居者生活介護(定員30人未満の有料老人ホーム等)

があります!

最後に…

いかがでしたか?

介護保険のサービスは、けっこう知られていないものも多いですが、もしも介護や支援が必要になったとき、受けられるサービスが日本にはしっかりとあるんです!

今回はここまで(⌒∇⌒)次回の「介護のはなし」でまたお会いしましょう~(@^^)/~~~

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