介護の現場【人手不足の真実】

介護のはなし

こんにちわ!妻のもろこしです(o^―^o)

今日は介護業界の人手不足の話です。

人手不足は人手が増えても解決しない!

 よくニュースでも「介護の現場は人手不足」と聞きますが、これは事実です。これまで私が働いた職場も、人手が不足している職場が多かったです。

 介護の業界は離職率も高いので、新しい人が入職しても「また辞めてしまうのではないか?」と不安に思ってしまい、悪循環がうまれ、そこから抜け出せない職場を見てきました。そして上司は採用に力を入れ、何とか現場が安全にまわっていくように、また人手を増やしていきます。

 さて、質問です。人手が増えてきたとき、現場はどうなると思いますか?

 人が増えれば、今までの業務は分散され、余裕ができた時間で、利用者さんにさらに良いケアや関わりができるし、レクリエーションや行事なども楽しめる!利用者さんの夢を叶えられる!!!

と思いますよね?

でもそうじゃないことが多かったんです。

 実際は、真面目な人に仕事が偏り、余裕があることで、一部の不真面目な人は「やることない!楽できる!」という思考にすり替わるんです

人手不足でもそうでなくても大切なことは?

 介護の現場は四六時中やることがあります。利用者さんからのコール対応、食事・排泄・入浴・その他生活のケア全般、体調の変化への対応、常に利用者さんの状態を把握するために私たちは動いています。その中で、楽しく人生を送ってもらえるようアクティビティを考え、時間の使い方を工夫して関わっていくので、暇になることはないんです。いくらでも、やれることがあるんです。

 でも人間は、いろんな人がいるので、全員が同じ志ではないことがある、とも言えます。

 人が増えても人手不足の時と同じことが起こりうるんです。

ということは、何が大切なのか?を考えると、シンプルに「利用者さんを思う気持ち」だと私は感じています。たとえ少ない人数だとしても、利用者さんを思う気持ちがあったら「この状況でも何かできることはないか?」と考え続けるし、そういう人が集まっている介護の現場は、職員同士の雰囲気も良くなるし、職員が辞めていかないですね。

 決して、人手がなくて良いと言っているわけではありません。人手がないとできないことも実際あります。でも「心のない人手」は、時にない方が良いなと感じてしまいます。

 人手不足は人手で解決するわけではない、解決するのは介護に携わる私たちの心(気持ち)です。

もろこし妻の想いとは…

 職場でもやもやしたときは、「私は利用者さんの人生に少しでもプラスになるように動くだけ!あいつ(不真面目な人)のことは関係ない!私は私!あいつのことは知らん」と心の中で思うように努力しています…。「神様ー!見てますかー!!」とも思ったりして気を紛らわしている日もあります…(笑)でも、不真面目な人って、上司へのアピールは上手だったりする!!ひー(愚痴です!!)

 ちょっと後半、口が悪くなり、失礼しました。どの職種でもどの会社でも起こりうることかなと思いますが、介護の仕事は特に直接的に利用者さんの命と人生に関わる仕事なので、同じ志で、その人の幸せを願いながら、まっすぐケアしていきたいなといつも思います。

 自分が働く職場だけでなく、介護の世界が、しあわせに満ち溢れた世界になるために、何ができるのか…悩んでる最中のもろこし妻でした。

 ちなみに、今日の話が介護業界のすべてではありません!介護のお仕事は、利用者さんの人生に関わらせてもらい、一緒に歩んでいく最高のお仕事です。介護の世界をより良い世界に一緒に作っていく仲間が増えたら良いなと思います。

 介護の仕事をしようか悩んでいる方は、ぜひ施設などの見学に行くことをおすすめします。現在はコロナの対応で見学や利用者さんと会うのは難しいかもしれませんが、今後落ち着いてきたときに、施設長や現場のリーダーさんの思いや志を聞くと同時に、表情を見てみてください。いいケアをしている会社の職員さんたちは、共通して表情がいいです!介護の事業所で、インスタグラムなどSNSをやっているところも増えてきました。ぜひ介護の世界をのぞいてみてください!!!

 最後に、介護業界はまだまだこれから、という事業所(職場)も実際多いです。入職時や転職時に100点満点は難しいですが、これからの時代、ますます高齢者も増えるので、需要は高まる業界なので、介護に興味がある人も、今はまだない人も、ぜひいろんな形で、関わってもらえたら嬉しいです。

 たとえ今は介護が遠い存在だとしても、ほとんどの人が何十年後に大なり小なり必要になります。私は、「自分が入りたい施設を作りたい」「自分の家族も安心してお願いできるサービス事業所にしたい」という想いも持ちながらよりよい介護を目指している一人です。

 今後ももろこんブログで情報を発信していきますのでよろしくお願いいたします!

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