もろこん夫婦の不妊治療のはなし①~不妊治療に至るまで~

不妊治療のはなし

こんにちわ!もろこし妻です!!(⌒∇⌒)

今回から、もろこん夫婦の不妊治療のおはなしをブログで書いていこうと思っています。不妊治療は、とてもデリケートなはなしにはなりますが、今の時代、不妊治療をしている人がとても多いという現状も知り、これから治療をする方や、現在治療中の方などの、少しでもお力になれることがあれば!という想いで、ブログを書くことに決めました。

すべてにおいて、人の数だけ価値観はありますので、私たち夫婦が思うことや選んだことがすべての答えではありません。数ある考え方の一つとして、ブログを見て頂けたらと思います。どうぞよろしくお願い致します!

不妊治療に至るまで

結婚時の想い

 もろこん夫婦は、結婚を決めた時から「子供ができたらいいね」という想いは持っていました。「何がなんでも!」とギラギラした気持ちというよりは、「できたら嬉しいけど、できなくても楽しくやっていこう」というような気持ちでいました。

 しかし、一つ大きく気にしていたことは、「年齢」です。私たちは遅めの結婚だったので、そのことについては考えていないといけないという想いは最初の段階から強くありました。そのことを、考慮しながらやっていこう、というのが私達夫婦のスタートでした。

時間の経過と不安

 結婚してから一年は、自然にまかせて子供ができたらいいなと考えて、自分たちなりに出来ることをやっている日々でした。しかし結果から言えば、うまくいかず。どんどん時間が経過していく中で、毎日とても楽しく暮らせてはいるけれど、子供のことに関してはこのままの考えと行動でいいのだろうか?と常に心のどこかにある感じで、夫婦でよく話し合い、相談をしていました。

 インターネットで調べたり、本を読んだりすると、いろんな情報がすぐに出てきます。簡単に情報を手に入れられるこの時代だからこそ、その都度期待も不安も感じていたなとその時のことを思い出します。

 また、私達夫婦には、少し身近な人で不妊治療をして子供を授かった人がいたので、今後の選択肢の一つとして初めの段階から不妊治療はありました。

 「時間の経過」と「年齢」、この二つが、次の段階へ進む大きなきっかけになったものだと感じます。

不妊治療とは、どういうものだろう

 不妊治療をするかしないか、を決める時、そもそも不妊治療とはなにか?を知らないと、一歩前へ進むことは出来ないと思います。

 これに関しては、不妊治療をどうとらえるか?どう信じるか?ということでもあると思うので、人それぞれの解釈も入る部分で、このブログで何か答えが出るものではありません。私たちなりの意見と想いを述べてみたいと思います。

 不妊治療は、文字の通り「治療」なので、現在の医学で出来ることを駆使して、妊娠に至らない原因を把握して、それに対して医療的に行えることをして、妊娠の可能性を高めること、という風に表現できるかなと私は捉えています。

 これをもう少し、自分なりにかみ砕いてみた時に感じたことは、今までやったことのない様々な検査等もすることにもなるので、まず初めに何が原因で妊娠に至らないのか、を明確にすることになります。少し、角度を変えてこのことと向き合うと、「自分が原因かもしれない」、「妊娠することは今の医学では難しい、と言われるかもしれない」など、明確になるがゆえにつらい現実が見えるかもしれない、ということでもあります。検査自体も多少苦痛を伴うものもあります。現在は、不妊治療も保険適応となりましたが、私達が治療を考え始めた時は、保険適応ではなかったので、お金もかかります。それらのことを踏まえても、夫婦で治療を望むのか?などをよく考える必要があります。ただ、逆に、原因が明確になることで、何をすれば妊娠の可能性をあげることができるのか?どういう治療をする選択肢があるのか?などを早い段階で知ることができるので、人生の選択肢を広げ前向きに進んでいくことができるとも考えられます。

 また、不妊治療は「絶対にうまくいくもの」ではありません。うまくいく確率も、とても大きいといえる数値ではないのが現状です。そこに、心と時間とお金、すべてをかけていく、というのは、簡単に決められることではないと思います。

 これらが、不妊治療に進むか進まないか、の一つの大きな分かれ道になるのではないかと私は感じています。このことを考えるには、本当に自分が自分の人生に何を望むのかや、これから夫婦でどういう人生を歩みたいのか、が大きく関わると思います。仕事のことやお金のことなども非常に大きく関わるので、考える時はもっと複雑な思考にもなります。

 「不妊治療をどうとらえるか(考えるか)?」それは人によって違うものなので、正解を求めるというよりは、自分たちが納得できる答えを出す、これが重要なことだと自分の経験から強く感じます。

不妊治療を始める前にやった大切なこと

本音での話し合い

 一番大切なこと、それが「夫婦で本音で話し合うこと」だと思います。子供を持つことに対しての本音、これからの人生に対する想い、治療をすることになった場合の生活のこと、お金のこと、仕事のこと、不安なこと等、とにかく二人で話し合い、まずお互いの本音を知ること。「本音」というのがポイントだと思います。

 夫婦でも、想いや価値観がまったく同じということはありません。大事なことを決める時に、本音がわからないと二人の方向性を決めるのは難しく、結局どちらかの意見に偏った結論になってしまい、後々「望んでいた形を違う」「辞めたい」「こんなはずではなかった」という風になる可能性が高まります。また、話をすることで、自分の気持ちに気づくこともあったり、自分の中で譲れることと譲れないことが明確になったり、今まで聞けていなかった相手の想いを知ることができたり、夫婦としてもさらにパワーアップできる感じもしました。一回の話し合いですべてを決められるものでもないので、「今日はここまで」「一回考えてみよう」など少し時間を置きながら、それぞれ心も整理し、二人が納得できる結論を出すことで、本当の意味で前向きに二人で進んでいけるのではないかと感じました。

一冊本を買って読んでみた

 インターネットで「不妊治療」というワードは何度も検索していましたが、あちこち見ていると混乱する部分もあり、まず初めに不妊治療についてまとまっている本を一冊購入し、不妊治療の基本を勉強しました。その本を読んですべてを理解できたわけではなかったのですが、漠然と「よくわからない」という状況の時は、まずわかりやすくまとまった本を読むことで、全体像をつかめるのでおすすめです。

ネット検索

 今の時代、一番身近で手軽に調べられる方法なので、まずネット検索で情報を収集している方も多いと思います。私もネット検索で多くの情報を得ました。

 これに関して大事だと私が感じていることは、その情報が「事実なのか?」「書いている人の主観や体験なのか?」を分けてみることです。

 例えば、不妊治療の種類はどんなものかあるか?と検索すると「タイミング法」「人工授精」「体外受精」などが出てきます。これは「事実」です。では、「タイミング法をやってみてどうだったか?」を検索すると「一度でうまくいった」という人もいれば、「何回もチャレンジしたがうまくいかなかった」という人もいて、さらに、「あまり負担なくチャレンジできた方法だった」「仕事が忙しくタイミングをとるのが難しく大変だった」という人もいたりします。これらは「書いている人の主観や体験からの意見」です。

 事実については最新の情報を得ることを意識し、誰かの主観や体験については、多くの情報を見た方がいい、というのが私の感じたことです。主観や体験を1~2個だけ見て自分の中でそれについてのイメージを作ってしまうと、偏った「良い悪い」を自分の中に植え付けてしまいます。また、誰かの主観や体験は「こういう感じ方もあるんだな」というくらいの捉え方ができる距離感の方が、極端な考えを避けられるのではないかと私は思いました。

お金のことを考える

 「どのくらいお金がかかるのだろうか?」ということは、とても不安な部分でした。本やネット検索で情報得ると、治療の内容や病院によって大きく異なることがわかり、さらに、治療の内容はやってみないとどの治療になるかわからない、ということもあり、調べながら余計不安になった時もありました。

 まずは自分の住んでいる所から通える範囲の病院のホームページの料金表を見て、一番費用のかかる治療になったらということを想定し、おおまかにこのくらいの費用がかかる可能性があるんだなという風に把握しました。

 さらに、それを踏まえて、自分たちの収入と貯蓄等と照らし合わせて「このくらいまでの治療なら可能だな」という目安も夫婦で把握していた方が、今後のことを決めやすいのではないかと思います。

仕事のことを考える

 不妊治療を始めるか考えていた時、私は飲食店でアルバイトをしていました。日数はそんなに多くはなかったですが、小さいお店で従業員の人数がかなり少ないお店だったので、治療の都合で急に休んだりシフトを変わってもらうのは、難しい状況がありました。治療の内容によっては、受診日を自分では選べない(「この日に来てください」となる可能性がある)ことは事前に理解していたので、職場の上司に事前に相談しておく必要もあると感じ、仕事を続けていけるのかの不安もありました。

 不妊治療をしている人は、仕事はどのようにしているのか、を調べたところ、仕事を辞めて治療をしている人もいることを知り、不妊治療の大変さをまた感じたりもしました。

病院選び

 不妊治療をやる、と決めたらまずはどこの病院で治療をするのかを決める必要があります。

私たちが病院を決めるにあたってまず調べたことは

★住んでいる所から通える距離にある不妊治療専門の病院

★診療時間

★病院の口コミ

★料金

についてです。一つ一つお話したいと思います。

 「住んでいる所から通える距離にある不妊治療専門の病院」については、どのくらいの距離までを通えるとするか決めた後に、調べました。不妊治療中は、何度も病院に通うことになるので、通いやすさも重要だと思います。それまで、通っていた婦人科の先生に不妊治療の相談をした時も、「通いやすい所」で選ぶといいと思うよとアドバイスをもらっていました。距離だけではなく、交通の便も合わせて調べることをおすすめします。

 「診療時間」については、特に仕事をしながら治療をする場合、重要になります。病院によっては夜少し遅い時間まで診療している病院もあり、仕事が終わってからでも通える所もありました。

 「病院の口コミ」については、口コミサイトなどを参考にしました。ただ、口コミに関しては、100%その人の主観で、同じ病院でも真逆の口コミを書いている人も多く、先生や看護師さんとの相性もあると思いますし、参考程度に見るようにはしました。ただ、明らかに同じ内容の口コミもあったりするので、そのあたりも少し踏まえて、病院選びの参しました。

 「料金」については、先ほど別の所でも少し書きましたが、病院のホームページに載っていることも多いのでチェックしました。しかし、病院によってはそこまでくわしく載っていなかったり、ある程度不妊治療の内容の知識がわからないと、見てもさっぱりわからなかったりしたので、治療のことを調べながら、料金のことも把握しました。同じ治療でも少し料金が違っていることがわかったり、最新の医療を取り入れているが故に高額になっていることもわかったり、いろんな選択肢があることを理解し、夫とよく話し合った部分でした。「他より安いから良い」というわけではなく、そこに質が伴っていなければ、意味がないことです。私が住んでいる自治体のホームページでは、不妊治療の専門病院の実績を数値で見ることができるので、それも見た上で、質の高い医療を提供しているのか、一つの判断材料にしました。

 最後に、病院によっては誰でも参加できる不妊治療の説明会を開催しているところもあるので、それに参加することで、治療のことだけでなくどういう先生なのかも知ることが出来、よかったので、おすすめです。

今日のまとめ

 今回は、不妊治療をはじめる前のお話をまとめてみました。少しでも参考になる部分があれば良いなと思います。

 次回は、実際のもろこん夫婦の不妊治療についてをあげる予定です。

 ではまた次回お会いしましょう!最後までお読みいただきありがとうございました!!

 

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